継承された技と心が生み出す唯一無二の味
中央林間の地で四半世紀の歳月を刻み続ける七福では、夫婦二人で育て上げた味への情熱が、今もなお一枚一枚のお好み焼きに息づいています。厳選した素材への深いこだわりと、受け継がれてきたオーソドックスな調理法が織りなす味わいは、ソースを使わずとも十分な旨味を感じられる生地の完成度の高さで表現されています。
たまプラーザでの3年半を含む長い歴史の中で培われた職人の技術は、外はカリカリ、中はふわふわという絶妙な食感のバランスを実現し、一口ごとに懐かしさと新鮮な驚きを同時に感じさせます。素材選びから焼き加減まで、すべての工程に込められた真摯な思いが、地域で愛され続ける理由となっています。
豊かな食体験を支える多彩な料理構成
キャベツたっぷりのもんじゃ焼きは、だしの利いた汁と絶妙に調和し、お酒との相性も抜群で、鉄板を囲みながらの会話を自然に弾ませます。いか焼き、手羽先揚げ、揚げ出し茄子、鯨の竜田揚げといった職人がこだわって作る一品料理の数々は、それぞれが独自の魅力を持ち、お客様の多様な嗜好に応えています。
季節の限定メニューと定番料理のバランスを大切にし、訪れるたびに新たな味わいとの出会いを演出しています。ごはんものや焼きそばも含めた幅広いメニュー展開により、軽い飲み物から本格的な食事まで、あらゆるシーンでの利用を可能にし、お客様一人ひとりの要望に柔軟に対応しています。
感性に訴える空間演出と居心地の追求
鉄板の上で弾ける音や立ち上る香ばしい香りは、単なる調理過程を超えて、五感すべてで楽しめるエンターテインメントとして機能しています。23年目のリニューアルによって生まれ変わった店内は、臨場感ある調理の様子を間近で感じられる設計となっており、料理を待つ時間さえも特別なひとときに変えています。
気取らずにくつろげる雰囲気作りを重視し、照明や座席の配置に至るまで、自然な会話が生まれやすい環境を整えています。アットホームなスタッフとの交流を含めて、ご家族連れからお一人での利用まで、幅広いお客様が心地よく過ごせる空間として、日常の延長線上にある温かな居場所を提供しています。
革新的な取り組みと変わらぬ愛情の両立
従来のお好み焼きやもんじゃ焼きの枠を超えた新しいスタイルへの挑戦を続けながら、伝統的な味わいの本質は決して損なうことなく守り抜いています。遊び心と工夫を凝らした料理開発により、何度訪れても飽きることのない魅力的な店づくりを追求し、素材の組み合わせや調理法の変化を通じて常に新鮮な驚きを提供しています。
中央林間駅から徒歩6分という便利な立地で、移り変わる街の風景の中にあっても変わることのない温もりを届け続けています。長年愛されてきた私たちの味を、これからも心を込めて焼き上げ続けるという女将の想いが、店全体に温かな空気感を醸し出し、お客様の笑顔が広がる時間を大切に育んでいます。
