地域に根ざした半世紀の歩み
カツレツMATUMURAは、1974年に神戸で産声を上げて以来、50年以上にわたり地域の皆様と共に歩んできました。同じ場所で営業を続けることで、お客様との信頼関係を一つひとつ丁寧に積み重ねてきました。親子三世代で通ってくださるご家族や、人生の節目に必ず訪れてくださるお客様が多いことは、何よりの誇りです。地域社会に深く根付いた存在として、特別な日の食事や日常の楽しみの場として親しまれています。
長年の実績は、確かな味と変わらぬ姿勢の証明でもあります。創業当時から受け継がれる理念と技術を大切にしながら、時代の変化にも柔軟に対応してきました。口コミを通じて評判が広がり、近年では神戸市外や遠方からも多くのお客様にお越しいただいています。SNSや口コミサイトでの高評価も数多くいただいており、「神戸の洋食といえばここ」という地位を確立しています。半世紀という時間が育んだ信頼が、カツレツMATUMURAの揺るぎない基盤となっています。
妥協なき素材選びと丁寧な仕込み
料理の質を支えるのは、厳選された食材と丁寧な下準備です。カツレツMATUMURAでは、国産豚肉を中心に、新鮮で品質の高い素材のみを使用しています。仕入れの段階から肉の状態を細かくチェックし、部位ごとの特性や脂のバランスを見極めながら、その日に最適なものを選んでいます。素材本来の旨みを最大限に引き出すため、下処理の段階から一切の手抜きはありません。
調理においては、長年の経験に裏打ちされた職人技が発揮されます。衣の厚さや付け方、揚げ油の温度管理、揚げ時間の調整など、すべての工程において繊細なコントロールが求められます。外側はサクサクと軽やかに、中はふっくらジューシーに仕上げるためには、秒単位での判断と調整が欠かせません。付け合わせの野菜や自家製ソースも、メインのカツレツを引き立てるよう計算されており、一皿全体としての調和を大切にしています。こうした積み重ねが、記憶に残る美味しさを生み出しています。
温かみのある空間と心配りのサービス
カツレツMATUMURAの店内は、洋食店らしい落ち着いた雰囲気が漂っています。清潔感を保ちながらも温もりを感じられる空間づくりを心がけており、お客様がゆったりとくつろぎながら食事を楽しめる環境を整えています。座席の配置や照明、インテリアの選定にも配慮し、家族での食事やビジネスシーン、ご年配の方まで、あらゆるシチュエーションに対応できる柔軟性を持たせています。
接客においても、お客様に寄り添った丁寧な対応を徹底しています。スタッフは料理の提供タイミングやお客様の様子を常に気にかけ、適切な距離感を保ちながらサービスを行っています。メニューの説明は分かりやすく、おすすめの提案も押し付けがましくならないよう配慮しています。こうした細やかな心配りが、「また訪れたい」と感じていただける要因となり、多くのリピーターを生んでいます。料理・空間・サービスの三つが揃って初めて、真の満足を提供できると考えています。
職人の技術と変わらぬ味へのこだわり
創業者から受け継がれた技術と精神は、今もカツレツMATUMURAの根幹を成しています。一枚一枚のカツレツに真摯に向き合い、妥協を許さない姿勢は50年間変わりません。調理技術の習得には長い年月を要し、微妙な火加減や揚げ具合の判断は、経験と感覚に頼る部分が大きいのが現実です。こうした職人技を次世代へ確実に継承しながら、伝統の味を守り続けています。
同時に、時代の変化に応じた改善も怠りません。衛生管理の強化や調理設備の更新など、目に見えない部分での努力を続けることで、常に高い品質を維持しています。伝統的な製法を守りながらも、現代の食文化との調和を図ることで、幅広い世代から支持される店づくりを実現しています。カツレツMATUMURAは、これからも神戸の洋食文化を担う存在として、揺るぎない味と確かな技術を提供し続けます。


